国公立大学の英語長文対策1文解説シリーズ1-2

国公立大学の英語長文対策1文解説シリーズ1-2

このシリーズでは、過去に国公立大で出題された英語長文を題材に

一文ずつ和訳を交えて解説を行います。

総合的な英文の解釈や文構造の理解を深める教材として読んでいただくと幸いです。

今回は第2回目です。

「受験生なら知ってて当たり前!」という用法がたくさん登場します。

もし忘れていたものがあったという人はすぐに復習してくださいね!

3文目

Presently the light looked shape ― the shape of a being divine, riding upon a snow-white elephant with six tusks. 

「今やその光は何かを形作っているように見えた。神のような形に。その神は、6本の牙を持ち雪のように真っ白な象にまたがっていた。」

riding upon a snow-white elephant with six tusks 

 この部分が、分詞構文に見える人もいるでしょうか? 

 分詞構文であれば、分詞 riding の意味上の主語は主節主語と一致しなければいけません。

 主節主語は light だから象にまたがっていたのは「光」ということになってしまいます。

 しかし、文の意味から、象にまたがっていたのは divine であることは明らかです。

 ですから、この部分は単に divine を修飾するための現在分詞の限定用法ということになります。

 直前のコンマはほとんど意味をなしていませんが、しいて説明するならば、

 関係代名詞の非制限用法(継続用法)に似ています。

 非制限用法については、また次の機会に解説することにします。

 下線部について例文で解説を加えます。

 My father is the man running over there.

 この文の下線部の現在分詞の用法を限定用法といいます。

 つまり、名詞を修飾するための純粋な形容詞として の用法のことです。

 一方、

 My father kept working all night long.

 この文の下線部の現在分詞の用法を叙述用法といいます。

 これは、2文型もしくは5文型の補語にあたる部分を担う用法です。

4文目

では4文目を見ていきましょう

And, in another moment, the elephant with its shining rider arrived before the temple, and there stood towering, like a mountain of moonlight ― wonderful and weird.

「そして、次の瞬間、輝く神を乗せた象は寺の前までやってきて、そびえ立った。(その姿は、)まるで月明かりに照らし出された山のようだった。――すばらしい。超自然的だ。」

in another moment   「次の瞬間に」これは頻出の表現です。

・rider を「神」としたのは、もちろん意訳です。rider にそのような意味はありません。

・この文の主語は the elephant です。

 動詞は arrived と stood   「S V and V」という構造になっています。

 ※ there は副詞だから stood の主語ではありません。

stand は言うまでもなく、第一文型の動詞です。

 第一文型では、動詞のうしろに現在分詞を配置して「付帯状況」を表すことができます。

 例文を示しておきます。

 He came skipping over the railing.

 「彼は手すりを飛び越えてやってきた」

wonderful and weird この部分は、待っている三人が心の中で思ったことです。

 このように、心のつぶやきを 地の文に混ぜ込んでしまう用法を「描出話法」といいます。

 よーく探すと、長文にはよく使われていますね。

今回はここまでです!

いかがでしたでしょうか?

このような形式で可能な限り丁寧に英文の解説を行っていきます。

次回もお楽しみに。