こんにちは!
国公立・関関同立専門予備校
ナセバです。
本日も当塾のブログを
ご覧頂きありがとうございます!
このシリーズは、志望校に向かって
日々頑張る受験生やこれから受験を迎える
高校1年生・高校2年生向けの
英語長文解説記事となっております。
過去に、国公立大で出題された
英語長文の本文を題材に、一文ずつ
超ていねいに解説を行います。
なかでも、こんな人におススメです。
- 国公立大を視野に入れて頑張っている
- 文法は身に付けたのに、和訳が苦手だ
- 長文に抵抗感があり、勉強する気が起こりにくい
- 本文を読んでも文構造や文法を見抜けない
今回の長文では、
アメリカ人の死刑制度に対する考え方を、
州ごとに検証しています。アメリカには、
死刑制度を制度上あるいは実質的に
廃止している州があります。
一方、日本にはいまだに厳然と
死刑制度が残されています。
日本人の我々が、現在の死刑制度の存廃を
考える際の手がかりがあるかもしれません。
それではシリーズ3の第4話スタートです。
7文目
The state has executed just 78 people in its history, and only one since 1967.
「その州(コロラド州)では有史以来たったの78人が処刑されたに過ぎず、
1967年からに関してはたったの1人(が処刑された)だけである。」
ポイント①
この文にはexecute の目的語が
二つあります。
一つは78people、
もう一つは one ですね。
ポイント②
無生物が主語の文ですので、
少し意訳してあります。
ただし
「コロラド州が ~ を処刑した」としても、
さほど違和感がありません。
コロラド州では、
テキサス州やイリノイ州と
比べて死刑囚が極端に
少ないのですね。
それは何故なのでしょうか。
さらに続けて、英文の続きを見ていきましょう。
8文目
State officials say the numbers reflect both the seriousness
with which Colorado views the death penalty and its tough standards for using it.
「その数は、コロラド州が死刑(制度)を考える真剣さと、
死刑を行使するための厳しい基準の両方を反映していると、州当局は話す。」
ポイント①
say の後に接続詞that を
補って考えることができますね。
that節内の
主語はthe numbers
動詞がreflect
それ以下は目的語になっていて、
節内は第三文型です。
both A and B は「A とB の両方」の意味で
これらがthat節内の目的語に該当します。
A はthe seriousness
B はits tough standards
に当たります。
its は「コロラド州の」にあたる所有格です。
ポイント②
with which Colorado views the death penalty
この関係詞節はもちろん
the seriousness を修飾しています。
Colorado views the death penalty with the seriousness
「コロラド州は真剣さをもって死刑(制度)について考える」
という構造ですね。
veiw はここでは動詞ですが、
「眺める」などとしないように
気をつけてくださいね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回も英文の難易度、内容ともに
読み応えのある文でしたね。
早速皆さんのノートやスマホに残して
身に付ける準備をしてくださいね♪
次回以降もたくさん身に付けていきましょうね。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!