こんにちは!
国公立・関関同立専門予備校
ナセバです。
本日も当塾のブログを
ご覧頂きありがとうございます!
このシリーズは、志望校に向かって
日々頑張る受験生や
これから受験を迎える
高校1年生・高校2年生向けの
英語長文解説記事となっております。
過去に、国公立大で出題された
英語長文の本文を題材に、一文ずつ
超ていねいに解説を行います。
なかでも、こんな人におススメです。
- 国公立大を視野に入れて頑張っている
- 文法は身に付けたのに、和訳が苦手だ
- 長文に抵抗感があり、勉強する気が起こりにくい
- 本文を読んでも文構造や文法を見抜けない
今シリーズは重いテーマですが、
わが国にも「よその国のことだから」と
言ってられない現状があります。
それではシリーズ3の第6話スタートです。
11文目
Texas, in contrast, has 458 men and eight women
currently in prison awaiting death.
「それとは対照的にテキサス州では、
458人の男の受刑者と、8人の女の受刑者が
現在刑務所で死刑を待っている。」
ポイント①
in contrast
それとは対照的に
重要なイディオムです。
覚えておきましょう!
have O doing の形が見られます。
「O にdo させておく」という意味です。
しかし、awaiting death の部分は、見ようによっては
現在分詞の限定用法ともとることができてしまいます。
そう考えると「do しているO がいる」と和訳できます。
この二通りの解釈で、
直訳的に訳してみましょう。
①
テキサス州は、現在刑務所の中の458人の男と、
8人の女に死刑を待たせている。
②
テキサス州には、死刑を待っている、
現在刑務所の中の458人の男と、8人の女がいる。
どちらもほとんど意味が
変わらないため間違いではありませんが、
どちらがより正しい和訳か考えてみてください。
12文目
二次試験の長文では、
たくさんの人物が登場することがよくあります。
どの人物が何者か、
メモを取りながら読んでいかないと、
あとからゴチャゴチャになりがちです。
そのようなことにならないように気をつけて、
続きを読んでいきましょう。
“It should be hard to get the death penalty,” stresses Craig Silverman,
who sentenced Frankie Rodriguez to death for 1984 rape and murder of Lorraine Martelli.
「『死刑を選択することは、厳正であるべきだ』と、
1984年のLorraine Martelli 強姦殺人の罪でFrankie Rodriguez に
死刑判決を言い渡したコロラド州の裁判官、Craig Silverman は強調する。」
ポイント①
It is C to do
「do することはC だ」
これは中学校で習う構文ですね。
この構文にshould が加わって、
「do することはC であるべきだ」となります。
“ ~ ” stress S のように
台詞が先行する場合には
頻繁に主述の倒置が起こります。
もちろん、倒置を起こさない場合もあります。
つまり“ I love you. ” said she. でも
“ I love you. ” she said. でも
どちらの語順でもいいのですね。
ポイント②
Craig Silverman 以下は、同格です。
つまり、この人物に対する詳しい記述ですね。
なお、同格句というのは名詞を修飾するための
修飾(形容詞)句ではありません。
あくまでも、名詞句という扱いになります。
who 以下は先行詞the Colorado judge を
修飾している関係詞(形容詞)節です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
早速皆さんのノートやスマホに残して
身に付ける準備をしてくださいね♪
次回以降もたくさん身に付けていきましょうね。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!