こんにちは!
国公立・関関同立専門予備校
ナセバです。
本日も当塾のブログを
ご覧頂きありがとうございます!
このシリーズは、志望校に向かって日々頑張る受験生や
これから受験を迎える高校1年生・高校2年生向けの
英語長文解説記事となっております。
過去に、国公立大で出題された
英語長文の本文を題材に、一文ずつ
超ていねいに解説を行います。
なかでも、こんな人におススメです。
- 国公立大を視野に入れて頑張っている
- 文法は身に付けたのに、和訳が苦手だ
- 長文に抵抗感があり、勉強する気が起こりにくい
- 本文を読んでも文構造や文法を見抜けない
それではシリーズ3の第3話スタートです。
5文目
The public complaints which followed this news forced Illinois
to order a moratorium on executions there.
「このニュースに続く人々不満がイリノイ州に処刑執行の一時停止命令を出させた。」
ポイント①
The public complaints which followed this news
ここまでが、この文の主語です。which 以下は関係詞節になっています。
forced O to do
「O に無理やりdo させる」
make O do、have O do などのように
原形不定詞を続けることはできないので、
注意が必要です。
moratorium on O
「O の一時停止」
ポイント②
there これは、
直前のexecutions を修飾する
形容詞ですから直訳は
「そこでの処刑」となりますが、
少々意訳しました。
6文目
On the other hand, compared with ether of the other two states,
Colorado has very few death penalty prisoners: at present there are only five,
while a sixth awaits a review of his sentence.
「一方、ほかの二つの州(テキサス州とイリノイ州)のどちらと比較しても、
コロラド州は死刑囚が極端に少ない。現在たったの5人だけである。
さらに6人目は再審を待っている。」
ポイント①
on the other hand
「一方」
超頻出!
副詞句をなすイディオムです。
compared with O これは分詞構文。
「O と比べて」という意味ですが、
注意すべきことは、現在分詞ではなく
過去分詞の分詞構文であることです。
分詞構文の主語は主節主語と一致しますから
「コロラド州」ということになりますが、
この文では「コロラド州」は「ほかの二つの州」と
比べられているわけですから、
当然過去分詞になるわけです。
ポイント②
few この単語は否定語ですから本来は、
「ほとんど~ない」と和訳すべきところですが、
very を和訳に反映させようとしたため、
上のようになりました。
while
「さらに」(=furthermore)
実はこんな意味もあるんです。
覚えておきましょう!
await は他動詞「~を待つ」ですから目的語をとります。
なお、wait は自動詞「待つ」ですから目的語を書きたいときは
wait for O のように前置詞が必要です。
a review of his sentence
これは直訳すると「彼の判決の見直し」です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は死刑制度存置の是非を考えるという、
非常に重いテーマの長文ですね。
英文の難易度、内容ともに読み応えのある文です。
早速皆さんのノートやスマホに残して
身に付ける準備をしてくださいね♪
次回以降もたくさん身に付けていきましょうね。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!