国公立大学の英語長文対策1文解説シリーズ1-1

国公立大学の英語長文対策1文解説シリーズ1-1

このシリーズでは、過去に国公立大で出題された英語長文を題材に

一文ずつ和訳を交えて解説を行います。

総合的な英文の解釈や文構造の理解を深める教材として読んでいただくと幸いです。

さあ、記念すべき第1回目です。

早速、直訳だけではいびつな日本語になってしまうような英文が登場しています。

じっくり解説していきますね!

文法的な要素も大いに触れていきますので「これなんだっけ?」

というものが出てきた人はすぐに復習してくださいね!

1文目

It was the night of the twentieth of the ninth month ― a dreary, dark, and very windy night; and the three waited a long time for the coming of Fugen Bosatsu.

「9月の20日のことだった。うら寂しく、暗い、とても風の強い夜のことである。3人は普賢菩薩の到来を長いこと待っていた」

・「9月20日」を twentieth of the ninth month のように表現することができます。

  表現の一つとして覚えておきましょう。

the three はここでは「3人」と訳すことにします。 

 wait の主語であることからも人間であることが明白ですね。

a long time は wait の目的語のように見えるかもしれませんが違います。

 この部分は、名詞句でありながら副詞のような働きをしています。これを副詞的対格といいます。

 副詞的対格  という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、

 この文法は皆さんが中学校の教科書で既に出くわしているものです。

 例文を示します。
 I saw your mother yesterday.

 この文の下線部が副詞的対格です。

 名詞なのに副詞のような働きをしているのがおわかりですか?

2文目

では2文目を見ていきましょう


But at last a point of white light appeared, like a star, in the direction of the east; and this light approached quickly ― growing larger and larger as it came, and illuminating all the slope of the mountain.

「そしてついに東の方角に、星のような、白い小さな光が現れた。その光は、こちらに来るにつれてどんどん大きくなり、山の斜面をくまなく照らしながら急速に近づいてきた。」

in the direction of the east 「東の方角に」は重要な表現ですね。英作にも使えそうです。

growing larger and larger as it came と

  illuminating all the slope of the mountain は分詞構文です。

 現在分詞 growing、illuminating の意味上の主語は主節主語と一致しますから

  a point of white ということになります。

 分詞構文の表す意味は「付帯状況」。

 付帯状況とは、主な動作に伴うもうひとつの動作、状態のことです。
 

 例文を示します。 

 He is watching TV lying on the bed.

 「彼はベッドに横たわってテレビをみている」

 Looking for my child, I was walking in the street.

 「私は子供を捜しながら通りを歩いていた」

 下線部が付帯状況を表す分詞構文です。

今回はここまでです!

いかがでしたでしょうか?

このような形式で可能な限り丁寧に英文の解説を行っていきます。

次回もお楽しみに。