こんにちは!
国公立・関関同立専門予備校
ナセバです。
本日も当塾のブログを
ご覧頂きありがとうございます!
このシリーズは、志望校に向かって日々頑張る受験生や
これから受験を迎える高校1年生・高校2年生向けの
英語長文解説記事となっております。
過去に、国公立大で出題された
英語長文の本文を題材に、一文ずつ
超ていねいに解説を行います。
なかでも、こんな人におススメです。
- 国公立大を視野に入れて頑張っている
- 文法は身に付けたのに、和訳が苦手だ
- 長文に抵抗感があり、勉強する気が起こりにくい
- 本文を読んでも文構造や文法を見抜けない
それではシリーズ2の第7話スタートです。
13文目
Before my mother started working on Sundays,
the closest we had come to religion was a few visits to a local church.
「母が日曜日に勤めに出るようになる以前、
私たちが宗教というものに最も接近したとき(でさえ)、
地元の教会にほんの数回行った(だけだった)。」
ポイント①
before には「接続詞」と「前置詞」があります。
- 「接続詞」の場合は直後に節が続く
- 「前置詞」の場合は名詞・名詞句が続く
なお、本文ではbefore に続いて節がきていますから
「接続詞」です。
ちなみに after についても同様のことが言えます。
入試問題でよくひっかけられるのは、
during とwhile です。
during は「前置詞」
while は「接続詞」
意味は同じでも、品詞が違いますから当然、語法が違いますので、注意してください。
○ during the summer
× while the summer
× during he was away on a vacation
○ while he was away on a vacation
ただし、例外もあります。
Lucy lived here while she was a girl.
このとき、she was が省略されることがあるので注意してください。
副詞節の主語が主節主語と一致し、かつ、動詞がbe動詞のとき、
「主語」・「動詞」を省略できる、という決め事があるのです。
ポイント②
the closest we had come to religion
この部分の解釈はかなり難しいと思います。
the closest を先行詞として接触節(関係詞の省略)がくっついています。
come close to O 「O と密接になる」のclose が最上級になったのもが元の形です。
「私たちが宗教というものに最も接近したとき」という
主部になっています。
had come ここが一箇所だけ時制が「大過去」になっていますね。
「宗教に近づいた」のは「母が勤め始めた」ことよりも古い出来事ですから、
「過去」よりも古い時制にしなければいけません。
主節はSVCで、補語はvisits です。ここでは「訪問」という意味の名詞です。
ばりムズイ…
こういうパターンもあるって
知っとくだけでも、次からの
助けになるかもね。
14文目
前の一文で、「母」は特に信心深いというわけでもないようだ、
ということがわかった場面です。
The tone of this message was too religious for my mother,
but the mysterious expression, I decided, was just her style.
「このメッセージの語調は母にしてはあまりにも宗教じみていた。
でも、この意味ありげな表現はまさに彼女のやり方だと、私は決め付けていた。」
たしかに「罪を洗え」って
宗教感ある表現やもんな~
気になる…
ポイント①
for my mother
受験生なら「母にとって」などと和訳するべきではありませんね。
ポイント②
expression はもちろん「表現」ですが、
この単語を英作で使うときは要注意です。
express とrepresent の二つの動詞の意味を比べてみましょう。
express(他動詞)「(言葉)で表現する」
represent (他動詞)「(形・絵など)で表現する」
expression とrepresentation は
これらが名詞になったものですから、
当然同じ意味ではありません。
よく理解したうえで、英作文に使ってください。
ポイント③
後半部分は
I decided the mysterious expression was just her style
と考えて和訳してください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
少しずつ難しい文も増えてきます。
頑張ってついてきてくださいね。
早速皆さんのノートやスマホに残して
身に付ける準備をしてくださいね♪
次回以降もたくさん身に付けていきましょうね。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!