こんにちは!
国公立・関関同立専門予備校
ナセバです。
本日も当塾のブログを
ご覧頂きありがとうございます!
このシリーズは、志望校に向かって日々頑張る受験生や
これから受験を迎える高校1年生・高校2年生向けの
英語長文解説記事となっております。
過去に、国公立大で出題された
英語長文の本文を題材に、一文ずつ
超ていねいに解説を行います。
なかでも、こんな人におススメです。
- 国公立大を視野に入れて頑張っている
- 文法は身に付けたのに、和訳が苦手だ
- 長文に抵抗感があり、勉強する気が起こりにくい
- 本文を読んでも文構造や文法を見抜けない
それではシリーズ2の第13話スタートです。
25文目
For a week those words deeply troubled me.
「一週間の間、この二つの言葉は私を深く悩ませた。」
もはや普通に聞いた方が早いやろ…
反抗期やからそうもいかへんねん。
ポイント①
あえて、ちょっとかっこ悪い日本語で訳してみました。
意味が変わってしまわないように気をつけて、
もう少しかっこいい日本語にしてみましょう。
「私はこの二つの言葉のおかげで一週間悩み続けた。」
または
「私はこの言葉に一週間悩まされた。」
としてはどうでしょう。
このように、無生物主語構文(物主構文)では、
意訳が必要なことが多いのです。
直訳では意味がわからない場合や、
著しくおかしな日本語になってしまう場合には、
きちんと意訳することが大切です。
一つだけ例を示しておきましょう。
Illness pretended me from going fishing with him.
「病気は私が彼と釣りに行くことから妨げた。」
このようなへんてこな直訳を作ってしまうと、
正しく和訳できたことにはなりません。
では、減点されない意訳を作ってみましょう。
「私は病気のために、彼と釣りに行くことができなかった。」
ただし、直訳をおろそかにして、
何でもかんでも意訳ありきではいけません。
文の構造をよく理解して、
きちんと直訳ができる人にしか、
正しい意訳をすることはできません。
意訳の仕方もだいぶわかってきたぞ~
26文目
They didn’t necessarily change my behavior, although I did lose the boyfriend in the end,
but I wore those words like a hair shirt.
「私はボーイフレンドを失ってしまったのであるが、”wash guilt”という二つの言葉は
必ずしも私の行動を改めさせたとまではいえなかった。
しかし、その二言は毛衣のように私にまとわりついていた。」
ポイント①
ちょっと長い英文なので、和訳は二文に分てみました
They が母のメモ”wash guilt” を
指していることは明白ですね。
先ほども説明したとおり、
この文も無生物が主語ですから意訳すると、
もう少しかっこよくなります。
「”wash guilt”という二言は気にはなったが、私の行動が改まったというわけではなかった。」
not necessarily は「必ずしも~ない」と和訳します。
一つだけ例文を示しておきますね。
The elder brother is not necessarily taller than the younger brother.
「兄が必ずしも弟より背が高いとは限らない。」
・change は、文脈上「改める」と意訳しました。
ポイント②
did lose
このdid は動詞を強調するための助動詞です。
「まさに~」などと訳すことが多いですが、
この単語を和訳に反映させようとして
ヘンテコな日本語になるときは、
無視してしまいましょう。
また、do、does、did を時制や人称、数によって
使い分けることを忘れないように注意してください。
in the end
「ついに」
ポイント③
wore those words
この表現は比喩ですから、
「言葉を身にまとう」とするのは
いかがなものでしょう。
ちょっと意訳しておく必要がありますね。
なお、a hair shirt は、
修行中のお坊様が身に着ける着衣のことですが、
この単語にはちゃんと注釈がついていますので別に覚える必要はありません。
最後に
いかがでしたでしょうか。
少しずつ難しい文も増えてきます。
頑張ってついてきてくださいね。
早速皆さんのノートやスマホに残して
身に付ける準備をしてくださいね♪
次回以降もたくさん身に付けていきましょうね。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!