このシリーズでは、過去に国公立大で出題された英語長文を題材に
一文ずつ和訳を交えて解説を行います。
総合的な英文の解釈や文構造の理解を深める教材として読んでいただくと幸いです。
こんにちは!
今回も重要でありながら、忘れがちな知識が盛りだくさんです。
では見ていきましょう。
23文目
この長文は、今日で終了です。
この長文の最後の一文は、教訓めいたことが書かれています。
どのような教訓が書かれているかを、読み取っていきましょう。
また、来週から、別の長文に挑戦することにしましょう!
_______________________________
But the hunter, an ignorant and irreligious man, was gifted with strong common sense; and by mother-wit alone he was able at once to detect and to destroy a dangerous illusion.
「しかし、猟師は無学で不信心であったが、生まれもってしっかりとした常識を備えていたので、彼は本能のみによって、すぐさま危険な幻影の正体を見抜き、退治することができたのである。」
・an ignorant and irreligious man は the hunter と同格。
・be gifted with O 「O という才能に恵まれている」。なお、gift には「(天賦の)才能」という意味の名詞もあることもあわせて覚えておきましょう。
・common sense 「常識」。これは超頻出!
・by mother-wit alone は副詞句。「本能のみによって」
・at once が be able to do に挿入されています。
・to detect and to destroy a dangerous illusion ここでは detect と destroy はともに他動詞ですから、a dangerous illusion は二つの動詞の目的語になっています。
_______________________________
今日の文も、学べることがたくさんありましたね!
受験生の皆さん、頑張ってください。
今回はここまでです!
いかがでしたでしょうか?
このような形式で可能な限り丁寧に英文の解説を行っていきます。
次回もお楽しみに。