こんにちは!
国公立・関関同立専門予備校
ナセバです。
本日も当塾のブログを
ご覧頂きありがとうございます!
このシリーズは、志望校に向かって
日々頑張る受験生や
これから受験を迎える
高校1年生・高校2年生向けの
英語長文解説記事となっております。
過去に、国公立大で出題された
英語長文の本文を題材に、一文ずつ
超ていねいに解説を行います。
なかでも、こんな人におススメです。
- 国公立大を視野に入れて頑張っている
- 文法は身に付けたのに、和訳が苦手だ
- 長文に抵抗感があり、勉強する気が起こりにくい
- 本文を読んでも文構造や文法を見抜けない
それではシリーズ3の第7話スタートです。
長文は、前回に引き続き、
コロラド州の裁判官である
Craig Silverman の台詞が続きます。
彼は、コロラド州の死刑制度のあり方に、
誇りを持っているようです。
13文目
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“Look at our death penalty prisoners.
Clearly not one of them is innocent,” he said,
referring to Illinois’ earlier release of 13 of its prisoners.
「『私たちの(コロラドの)死刑囚を見てごらんなさい。
彼らの中の誰一人もが無実でないことは明白だ。』と、
イリノイ州での先の13人の囚人の釈放に言及しながら、彼は言う。」
ポイント①
clearly はここでは文修飾の副詞で
「明らかなことだが~」の意味ですが、
ちょっと意訳しました。
not one of them
「彼らの中の誰もが~ない」
これは全否定の表現です。
ポイント②
referring to
出ました!分詞構文ですね。
ここでは表す意味は付帯状況「~しながら」。
つまり彼は、
コロラド州の死刑に関する厳正な考え方を、
イリノイ州と比較しながら理解を
求めようとしたのですね。
refer to O
「O に言及する」
earlier は、
「より早くに起こった」
を意味する形容詞の
比較級ですが、ヘンな
日本語なので「先の」と意訳します。
its はもちろんIllinois の
所有格Illinois’ を指しています。
14文目
また、新たな登場人物が
出てきますので、ゴチャゴチャに
ならないように頭の中を整理しながら
読むことにしましょう!
Denver City lawyer Bill Ritter agrees.
“Colorado has been very selective in the death penalty cases it presents to a jury,” he stated.
「デンバー市の弁護士Bill Ritter はこれに同意する。
『コロラド州は陪審員に提示する死刑にかかわる事件についてはとても慎重に選んでいる』と、彼は言う。」
ポイント①
has been これは現在完了ですが、
「経験」「継続」「完了」のうち
どの用法でしょうか。
ここでは「継続」を表しています。
「過去のある時点から現在まで継続的に(一貫して)・・・」
という連続性のある時制を表しています。
it presents to a jury
この文節は先行詞the death penalty cases を
修飾する形容詞節です。
it presents O to jury の形をしていて、
O = 「先行詞」です。
では指示代名詞it は何を指しているでしょう。
そうです、Colorado です。
「コロラド州が陪審員に提示する死刑にかかわる事件」
となります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回も様々な文法や単語が出てきました。
英文の難易度、内容ともに読み応えのある文です。
早速皆さんのノートやスマホに残して
身に付ける準備をしてくださいね♪
次回以降もたくさん身に付けていきましょうね。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!