こんにちは!
国公立・関関同立専門予備校
ナセバです。
本日も当塾のブログを
ご覧頂きありがとうございます!
このシリーズは、志望校に向かって日々頑張る受験生や
これから受験を迎える高校1年生・高校2年生向けの
英語長文解説記事となっております。
過去に、国公立大で出題された
英語長文の本文を題材に、一文ずつ
超ていねいに解説を行います。
なかでも、こんな人におススメです。
- 国公立大を視野に入れて頑張っている
- 文法は身に付けたのに、和訳が苦手だ
- 長文に抵抗感があり、勉強する気が起こりにくい
- 本文を読んでも文構造や文法を見抜けない
それではシリーズ3の第2話スタートです。
3文目
His execution came just a few months after the State of Illinois
set free 13 men who had been scheduled to die.
「彼の処刑は、イリノイ州が処刑される予定の13人の
囚人を釈放したわずか数ヵ月後に執行された。」
ポイント①
まず、文全体をよく読んで構造を見てみましょう。
第一文型だと気づいたら簡単です。
文の「幹」はHis execution came
たったこれだけです。
ここは「死刑がやってきた。」
と直訳せず、工夫して訳しましょう。
残りの部分はすべて副詞節です。
ポイント②
just a few months after
この5つの単語が一つの接続詞
のような働きをしています。
もちろん厳密にはafter だけが接続詞ですよ。
set O C
「O をC に」
ですが、O が長いので
set CO の語順になっています。
動詞と補語があまりにも離れていると
読みにくくなるためです。
scheduled O to do
「O をdo する予定にしている」
本文では受動態になっていなすね。
行為者は省略されていますが、
文脈から明らかにthe State of Illinois です。
4文目
イリノイ州は、いったいどういった経緯で13人の死刑囚を釈放するに至ったのでしょうか。
These prisoners had been sentenced to death,
but were then found to be innocent through DNA evidence.
「これらの囚人は死刑を宣告されていたが、
DNA鑑定の結果、無実だということが判明した。」
ポイント①
まず、この文は重文になっています。
等位接続詞but によって二つの文節が
つながれていて、前の文節と後ろの
文節の時制がずれていることに
注意してください。
重文と聞いて、ピンときましたか?
以下にまとめます!
単文・・・節を含まない文。
ex] His father left for Osaka yesterday.
重文・・・等位接続詞によって二つ以上の文節がつながっている文。
ex] He is very wealthy, but he is not happy.
複文・・・従属節を含む文。
ex] He asked me who won the first prize.
なお、本文では後ろの文節の主語は、
前の文節の主語と同じであるため、
省略されています。
ポイント②
前の文節は過去完了時制の受動態です。
sentence は「文」の意味の名詞もありますが、
ここでは「~の判決を言い渡す」の意味の動詞です。
裁判ドラマなどで裁判官が読み上げている
「主文・・・」というやつですね。
後ろの文節は find O (to be) C の形の
第五文型の受動態ですね。
「O がC だとわかる」の意味です。
evidence
「証拠」
本来は「鑑定」という意味はありません。
しかし、比較的頻度が高そうなので、
この際 、
DNA evidence
「DNA鑑定」
という言葉を覚えてしまいましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回も簡単な文でしたが
意外と知らないこと内容もありましたね。
早速皆さんのノートやスマホに残して
身に付ける準備をしてくださいね♪
次回以降もたくさん身に付けていきましょうね。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!