こんにちは!
国公立・関関同立専門予備校
ナセバです。
本日も当塾のブログを
ご覧頂きありがとうございます!
このシリーズは、志望校に向かって日々頑張る受験生や
これから受験を迎える高校1年生・高校2年生向けの
英語長文解説記事となっております。
過去に、国公立大で出題された
英語長文の本文を題材に、一文ずつ
超ていねいに解説を行います。
なかでも、こんな人におススメです。
- 国公立大を視野に入れて頑張っている
- 文法は身に付けたのに、和訳が苦手だ
- 長文に抵抗感があり、勉強する気が起こりにくい
- 本文を読んでも文構造や文法を見抜けない
それではシリーズ2の第2話スタートです。
3文目
My mother, a single parent who worked long hours at the hospital, would often nap in my room.
「私の母は、病院に長時間の勤務をしているたった一人の親でしたが、よく私の部屋で転寝をしていた。」
ポイント①
My mother と a single parent は同格です。
,の用法の一つですね。
who worked long hours at the hospital は
a single parent にかかる形容詞節です。
ポイント②
would doは、しばしば often を伴って、
「過去における習慣」を表します。
この場合、用いられる動詞は「動作」を表すものに限ります。
これに似た表現に used to do があります。
ただし used to do は「過去における習慣」のみならず
「現在と対比させた過去における状態」を表すことが
できる点に注意してください。
したがって、用いられる動詞は「動作」を表すものと、
「状態」を表すものの両方が考えられます。
例文を示しておきましょう。
He would (often) go to the island.
「彼はよくその島に出かけたものだ。」動作
He used to sing a song alone.
「彼はよく一人で歌を歌っていたものだ。」動作
He used to live near this city.
「彼はこの町の近くに住んでいた。」状態
※三つ目の例文では「現在と対比させた過去における状態」を表しているので、
現在彼はこの近くの町には住んでいない、ということになります。
※be used to O 「Oに慣れている」と
混同してしまう人が多いので注意しましょう。
He is used to being alone.
「彼は一人でいることに慣れている」
この内容、ずっとニガテやったけど
スッキリしたわ!
テストでもよく見るし、
忘れんようにメモっとこ。
4文目
It was not unusual for me to find her memo pad on my bedside table.
「ベッド脇のテーブルで母のメモを見ることは、珍しいことではなかった。」
ポイント①
It is (形容詞) for O to do
「O にとって do することは(形容詞)だ」
という構文ですね。
おそらく中学生のころから習い、
身近に感じる構文かと思いますが、
注意しなくてはいけないことがあります。
それは、受験生が英作で仮主語や仮目的語を乱発することです!
ギクッ。
I found it difficult to beat him.
「私は彼を打ち負かすことが難しいとわかった」
このような英作をしていませんか?どこがおかしいか?
そもそも、仮主語・仮目的語構文は
真主語・真目的語が長い場合に、
文が読みにくくなることを回避するための文法です。
したがって上記の例文の場合、
仮目的語 it を使わずにI found beating him difficult.
としたほうが、ずっと自然な英文になります。
なんも意識せんと書いてたわ。
今度から注意しよっと。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回も簡単な文でしたが
意外と知らないこと内容もありましたね。
早速皆さんのノートやスマホに残して
身に付ける準備をしてくださいね♪
次回以降もたくさん身に付けていきましょうね。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!