皆さん、こんにちは!
奈良県橿原市にあるナセバ進学予備校です。
今年もいよいよあと数日で共通テストです。
受験生の皆さんがしっかり自分の力を
出せるよう願っています。
さて、今回は京都大学の理系学部の
2次試験対策に関する記事です。
共通テストが終われば、2次試験対策です。
各科目ごとの学習方法に加え、効果的な参考書なども
紹介していきます!市販の対策本より
一歩も二歩も踏み込んだ記事になっています。
ぜひ最後までご覧ください!
京大の理系学部の対策 ~京都大学とは~
京都大学、通称”京大”
東京大学と並び、日本最難関の大学として有名です。
イギリスの高等教育専門紙が発表した
THE世界大学ランキング2022では
アジア第10位、日本国内第2位となっています。
また、卒業生から8人のノーベル賞受賞者を輩出するなど、
名実ともに日本トップレベルの大学です。
京大理系学部の対策 共通テストのボーダー
共通テストでは高得点を
京都大学合格のためには、まずは共通テストで高得点を取る必要があります!
前期入試で求められる共通テスト得点率(河合塾基準)
- 教育学部<理系>:81%
- 経済学部<理系>:84%
- 理学部:83%
- 工学部
地球工学科:81%
建築学科:83%
物理工学科:82%
電気電子工学科:82%
情報学科:84%
理工化学科:80% - 農学部
資源生物科学科:80%
応用生命科学科:81%
地球環境工学科:80%
食料・環境経済学科:80%
森林科学科:80%
食品生物科学科:81% - 医学部
医学科:89%
人間健康科学科:77% - 薬学部:83%
- 総合人間学部<理系>:87%
上記のように京都大学のほとんどの学部で
80%以上が必要だと予想されています。
各学部とも個別試験の配点比重が大きいとはいえ、
共通テストで少しでもアドバンテージを作りたいところです。
早い段階から共通テストの対策を行い、
合計点で8割が見込める状態にまで備えておく必要があります。
京大理系学部の対策 学部ごとの2次比率
個別学力検査(2次試験)は学部によって特色がある
京都大学理系学部と言われる学部は合計7つあります。
また、学部によってはさらに細かい学科に分かれているものもあります。
(文・理がある総合人間を含めると8つ)
京都大学理系の入試では学部・学科によって共通テストと個別学力試験の配点比率が異なります。
以下では京都大学文系学部の共通テストと個別学力試験の配点比率を紹介していきます。
教育学部<理系>
共通テスト〈5~6教科8科目250点満点(各教科50点満点×5教科)〉
個別試験(4科目、650点満点)
国語(150点)数学(200点)英語(200点)
理科(物理、化学、生物、地学から1科目選択で100点)
個別試験配点比率 72%
経済学部<理系>
共通テスト〈5~6教科8科目250点満点(各教科50点満点×5教科)〉
個別試験(3科目、650点満点)
国語(150点)数学(300点)英語(200点)
個別試験配点比率 72%
理学部
共通テスト〈5~6教科8科目225点満点(国数英理50点満点×4+地歴公25点満点)〉
個別試験(5科目、975点満点)
国語(150点)数学(300点)英語(225点)
理科(物理、化学、生物、地学から2科目選択で300点)
個別試験配点比率 81%
工学部(全学科共通)
共通テスト〈3教科5科目200点満点(国50点+英50点+地歴公民100点)〉
個別試験(5科目、800点満点)
国語(100点)数学(250点)英語(200点)
理科(物理、化学で250点)
個別試験配点比率 80%
農学部(全学科共通)
共通テスト〈6教科9科目350点満点(国地歴公民100点×2+数理英50点×3)〉
個別試験(5科目、700点満点)
国語(100点)数学(200点)英語(200点)
理科(物理、化学、生物、地学から2科目選択で200点)
個別試験配点比率 67%
医学部医学科
共通テスト〈5~6教科8科目250点満点(各教科50点満点×5教科)〉
個別試験(5科目、1000点満点)
国語(150点)数学(250点)英語(300点)
理科(物理、化学、生物から2科目選択で300点満点)
個別試験配点比率 80%
医学部人間健康学科
共通テスト〈5~6教科8科目250点満点(各教科50点満点×5教科)〉
個別試験(5科目、750点満点)
国語(150点)数学(200点)英語(200点)
理科(物理、化学、生物から2科目選択で200点満点)
個別試験配点比率 75%
薬学部
共通テスト〈5~6教科8科目250点満点(各教科50点満点×5教科)〉
個別試験(4科目、700点満点)
国語(100点)数学(200点)英語(200点)
理科(物理、化学、生物から2科目選択で200点満点
個別試験配点比率 74%
総合人間学部<理系>
共通テスト〈1教科1科目100点満点(地歴公民100点満点)〉
個別試験(5科目、700点満点)
国語(150点)数学(200点)英語(200点)
理科(物理、化学、生物、地学から2科目選択で200点満点)
個別試験配点比率 88%
京都大学では異なる学部でも入試科目が同じものについては入試問題は共通していますが、
個別試験の配点比率には各学部で異なるので、
自分の希望する学部に合わせた2次対策をするようにしましょう!
特に理学部、工学部、医学部医学科、総合人間学部<理系>を受験する場合、
2次試験の配点が高いので共通テストと
個別試験の対策の比重を意識しましょう。
京大理系学部の教科別受験対策
英語
傾向
大問数は3or4問(2019年度を除き2016年度以降は大問4問)で、
長文読解問題(主に和訳)が2問、和文英訳が1問、自由(条件)英作文1問となっています。
試験時間は120分です。
問題形式は様々ですが、記述問題が中心となっています。
大問Ⅰ,Ⅱの長文読解問題については下線部和訳問題が中心であり、
年度によっては説明問題や解答根拠を探して和訳させる問題などが出題される場合もあります。
長文の総語数は1000語を超え、出題される英文は最高レベルのもので、
読み解くには相当な練習量を必要とします。
出題されるテーマも難解なものが多く、文自体も抽象度が高いです。
そのため、筆者の主張や文脈の流れなどを特に意識する必要があります。
さらに用いられる単語も難易度がかなり高く、
語彙力の高さも高得点のカギを握ります。
大問Ⅲの和文英訳問題については、
1問につき3~5文の和文が出題されます。
この和文はそのまま英語に直訳しづらい、
日本語らしい表現が豊富に使われているもののため、
自分で英訳しやすい和文にパラフレーズする必要があります。
2023年には”情けは人のためならず”、2019年には”生兵法は大怪我のもと”のような慣用句やことわざも出題されており、
意味を正しく解釈してわかりやすい英語に置き換える力が必要です。
大問Ⅳの自由英作文については、
対話文の空所部分に文脈上適切な内容や自分の意見を書く問題が主に出題されています。
京大独特の問題が出題されることが多く、和文英訳の対応力が必要です。
対策
長文読解
共通テストレベルの問題を不自由なく
処理できる基礎力の養成を目指しましょう。
文法に対する理解や語彙力、
基本的な読解力は最低限必要になります。
これらに不安が残る状態では、対応が難しくなります。
出題される長文にはかなり難易度の高い英単語が使われているので、
難しい単語も覚える必要があります。
対策としては、まずは基礎的な単語帳を完成させて、
その次に、『速読英単語(上級編)』(Z会出版)や英検準一級レベルの単語帳、
また京大の過去問や模試で使われた単語などを覚えていくことが挙げられます。
英文和訳対策としては、基礎レベル、標準レベル、応用レベルの
英文解釈の問題集を順にこなしていくとよいです。
基礎レベル:『入門英文解釈の技術70』(桐原書店)、『大学受験のための英文熟考(上)』(旺文社)
標準レベル:『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)、『大学受験のための英文熟考(下)』(旺文社)
応用レベル:『英文解釈の技術100』(桐原書店)、『英文読解の透視図』(研究社)、『英文標準問題精講』(旺文社)
など
これらの問題集をそれぞれ何周もできたら、
京大の過去問に進んで和訳の練習をしてみてはいかがでしょうか。
過去問が一番の良教材です。
【和文英訳】
まずは文法力が必要です。
文法ミスが一番してはいけないので、
早期から文法問題集等を使って文法の理解を深めてください。
その後、和文英訳の問題集に順に取り組みながら、
そこで出てきたフレーズを覚えていってください。
京大の英作文に挑むには、
使える構文を増やしていくのが最低限必要です。
和文英訳の問題集としては以下のものが挙げられるでしょう。
『大学入試英作文ハイパートレーニング和文英訳編』(桐原書店)
『決定版 竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本』(KADOKAWA/中経出版)
『改訂新版 ドラゴン・イングリッシュ基本英文100』(講談社)
京大の過去問に取り組み、難解な日本語を
英訳しやすい日本語に変える訓練を積んでいきましょう。
赤本より青本の方が解説が丁寧で自己採点がしやすいため、青本を用いて過去問演習をすることをおすすめします!
『京大入試詳解25年 英語 <第2版> (京大入試詳解シリーズ)』(駿台文庫)
さらに詳しい京大英語の傾向・対策を知りたい方は以下のページもご覧ください!(近日公開)
数学
傾向
大問数は6問(たまに5問)で、試験時間150分です。
解答はすべて記述式で、A4 1ページを各大問に使うことができます。
問題文は非常にシンプルなことが多く、
問題を解く側にある程度の自由があります。
その分、論証問題が多く、
自分で解答にたどりついた形跡を解答用紙に残さないといけません。
京大の主な特徴として、
採点側は論理を大切にしている(という噂)があり、
解答の答えが合っていても、そこに至る論理が破綻していれば点数を与えない方針があります。
非常に高いレベルの数学的思考力と論理構成力が求められています。
分野に絞ると、京大で頻出なのは、
整数、確率、微積分、ベクトル
です。
対策
まずは、標準的な数学力をつけるようにしましょう。
もともとの解法を知らなければ問題を解く武器として使えません。
その後、応用的な問題集で何とか答えを導く訓練をしましょう。
おすすめとしては、一般の問題集のほかに、
『改訂第2版 世界一わかりやすい 京大の理系数学 合格講座』(KADOKAWA)を用いて
京大の実際の問題に触れながら訓練するのもおすすめです。
さらに、特定の頻出分野に関してはさらなる対策が必要です。
以下の問題集を使ってこの分野の盤石な力をつけることをおすすめします。
整数:『マスター・オブ・整数‐大学への数学』(東京出版)
確率:『ハッと目覚める確率』(東京出版)、『解法の探究・確率‐大学への数学』(東京出版)
微積分:『微積分/基礎の極意―大学への数学』(東京出版)
これらの問題集も一通りこなし、ある程度数学が解けるようになれば、
最後は過去問を用いましょう。
一般的に赤本、青本と呼ばれる過去問集を用いることをおすすめします。
赤本:『京大の理系数学25カ年[第12版] (難関校過去問シリーズ)』(教学社)
青本:『京大入試詳解25年 数学 理系 <第2版>』(駿台文庫)
個人的には、赤本より青本の方が解説がわかりやすく、別解も豊富に載っており
参考になりやすいので青本を購入することをおすすめします。
数学が得意な人や医学部医学科志望など数学で高得点を取りたい人は
以下の本を使ってより多くの過去問に触れてみるのもよいでしょう。
『京大・入試数学51年の軌跡【1971年~2021年】 (大学への数学)』(東京出版)
また、過去問を解く際はA4 ルーズリーフなどを用いて実際に解答を作成し、
論理的で採点者に伝わる解答を作成する練習をすると良いでしょう。
さらに詳しい京大数学の傾向・対策を知りたい方は以下のページもご覧ください!(近日公開)
国語
傾向
京都大学の国語では現代文2題、古文が1題出題されており、
試験時間は90分となっています。
解答方式は記述式で、字数制限はなく、行数のみ指定されています。
2022年の現代文は、大問1は岡本太郎「日本の伝統」、大問2は多和田葉子「雲をつかむ話」からの出典でした。
例年評論文や随筆・エッセイが出題されています。時事ネタや抽象度の高い概念的な内容なものは出題されません。
「〇〇のように筆者が言うのはなぜか、説明せよ。」「~とはどう言うことか、説明せよ」という問いに対し、記述で解答する形式の設問がほとんどです。
古文の文章は比較的易しく、短い文章であることが多いです。
共通テストよりも読みやすいこともあります。
その分文脈や背景などを読み取る力とそれを記述する力が必要です。
設問の内容は現代語訳や内容把握といったオーソドックスな形式です。
対策
京都大学の問題とはいえ、基礎・基本に対する理解や知識の定着は不可欠です。
文章の内容を綿密に読み取り、理解するインプット的な領域と、読み取った文章や各箇所を正確に表現するアウトプット的な領域どちらも不自由なく行えるだけの土台が必要です。その上で入念に過去問演習を行いましょう。特に記述の内容については、自分の答案と模範解答の差を意識し、「求められている内容」を理解しましょう。
古文においても基本となる古典単語・文法・古文常識等は軽視できません。
和歌に絡めた内容把握や現代語訳も出題されているため、こちらも盤石な備えが必要です。
物理
傾向
試験時間は教育学部理系は1科目90分、その他学部は2科目180分です。
大問数は3問で、解答方式は空所補充が中心で近年論述問題も出題されています。
例年、力学1題、電磁気1題が必ず出題され、他分野から残り1題が出題されています。
各大問の構成としては、初めに基本的な設問が用意されており、
誘導に従っていくと解けるようになっています。
その途中や最後に問が用意されており、論述をさせられます。
また、かなりの計算力を必要とする問題や高い読解力を必要とする問題も出題されます。
扱われる題材は高校物理で扱わないものが多いですが、誘導に従っていけば高校物理のみで解けます。
見慣れない問題でも冷静に誘導に従って問題を解くことが必要です。
対策
物理の問題を解くためにはまず、物理現象・法則の理解は欠かせません。
逆に、物理現象・法則をしっかり理解すれば応用問題まで一気に解けるようになります。
なので、基礎的な理解は大切にしましょう。
教科書や学校で配られる基本問題集でもよいですし、
以下で挙げる参考書・問題集も使ってみてはいかがでしょうか。
『物理のエッセンス [力学・波動] 五訂版 (河合塾SERIES) 』(河合出版)
『物理のエッセンス [熱・電磁気・原子] 五訂版 (河合塾SERIES)』(河合出版)
『良問の風 物理 頻出・標準 入試問題集 三訂版 (河合塾SERIES)』(河合出版)
基礎的な理解ができるようになったら、標準的な問題を通して
法則をどう活かすか練習をしましょう。
おすすめは問題集+詳しい参考書をセットで用いることです。
問題集:『名問の森物理 力学・熱・波動1 (河合塾シリーズ)』(河合出版)
『名問の森物理 波動2・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)』(河合出版)
『漆原の物理(物理基礎・物理)最強の99題 四訂版 (大学受験Doシリーズ) 』(旺文社)
『物理[物理基礎・物理]基礎問題精講 五訂版』(旺文社)
参考書:『難関大入試 漆原晃の 物理[物理基礎・物理]解法研究』(KADOKAWA/中経出版)
『新・物理入門<増補改訂版> (駿台受験シリーズ)』(駿台文庫)
など
最後に、応用レベルの問題集を使ってさらに難しい問題にチャレンジして
どんな状況でも対応できる応用力をつけたり、
過去問で演習を重ねて京大の特徴的な問題形式に慣れましょう。
応用問題集:『難問題の系統とその解き方 新装第3版 物理 力学・熱・波動』(ニュートンプレス)
『難問題の系統とその解き方 新装第3版 物理 電磁気・原子』(ニュートンプレス)
『物理[物理基礎・物理]標準問題精講 6訂版』(旺文社)
など
そして赤本青本と呼ばれる過去問で演習をしましょう。
『京大の物理25カ年[第9版] (難関校過去問シリーズ) 』(教学社)
『京大入試詳解25年 物理 <第2版> (京大入試詳解シリーズ)』(駿台文庫)
さらに詳しい京大物理の傾向・対策を知りたい方は以下のページもご覧ください!
化学
傾向
試験時間は教育学部理系は1科目90分、その他学部は2科目180分です。
大問数は4問で、解答方式は全問記述式で計算過程を要求されることもあります。
大問の中で(a)(b)に分かれていることもあり、実質大問6~8問になることが多いです。
大問の内容としては、例年【1】【2】が理論・無機総合問題で、【3】【4】が有機・高分子問題
になっています。ただ前半は無機の題材を含んだ理論の問題であることが大半です。
【理論分野】
基本的にすべてのが出題範囲ですが、特に頻出の分野としては、
結晶格子、酸塩基、酸化還元などがあり、
化学平衡に関してはほぼ毎年のように出題されています。
膨大な計算量を要求する問題もあり、かなりレベルが高いです。
【無機分野】
基本単体で問われる問題はなく、理論分野と合わさって出題されることがほとんどです。
【有機分野】
京大化学の半分を占めるのが有機分野です。
まず大問【3】では有機化合物に関する構造決定が主に扱われることが多いです。
未知物質は非常に難解なものであることが多く、
構造決定は非常に難易度が高いものであることが多いです。
この問題を解けるようになるには高度なテクニックと膨大な練習量を必要とします。
大問【4】は高分子化合物に関する問題が扱われることが多いです。
主な頻出分野としては、
糖、アミノ酸、天然高分子化合物です。
対策
まずは、化学現象・法則をきちんと理解しましょう。
法則が何のことについて言っているか分からなければ問題も解けません。
教科書や基礎的な問題集を用いて化学の基礎的な理解を深めましょう。
入門として基礎的な理解をしたい人は
以下の参考書を使ってみてはいかがでしょうか。
『大学受験Doシリーズ 鎌田の理論化学の講義 改訂版 』(旺文社)
『大学受験Doシリーズ 鎌田の有機化学の講義 四訂版 』(旺文社)
『大学受験Doシリーズ 福間の無機化学の講義 四訂版』(旺文社)
最初から難易度の高く、深い化学の理解をしたい人は
以下の参考書を使ってみてはいかがでしょうか。
『理系大学受験 化学の新研究 第3版』(三省堂)
『原点からの化学 化学の理論[改訂版] (駿台受験シリーズ)』(駿台文庫)
『原点からの化学 無機化学<三訂版> (駿台受験シリーズ)』(駿台文庫)
『原点からの化学 有機化学<五訂版> (駿台受験シリーズ)』(駿台文庫)
その次は、標準的な問題を解けるようになりましょう。
化学も解法にはある程度のパターンが存在し、それを身につけなければ
新たな問題にも太刀打ちできません。
おすすめの問題集としては、
『新課程 2024 実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学』(数研出版)
『大学入学共通テスト・理系大学受験 化学の新標準演習 第3版』(三省堂)
などがあります。
標準的な問題も数周して解けるようになったら、応用問題に取り組み
さらなるレベルアップを図りましょう!
おすすめの問題集は、
『理系大学受験 化学の新演習 改訂版』(三省堂)
『化学[化学基礎・化学] 標準問題精講 六訂版』(旺文社)
『新理系の化学問題100選 (駿台受験シリーズ) 』(駿台文庫)
などがあります。
構造決定は毎年のように出題されており、難易度は高いものの
得点のしやすい分野でもあります。
この分野は得点しておくべき分野です。
ですので、さらなる対策が必要です。
対策としては、
①構造決定のテクニックを以下の参考書で学ぶ
『ここで差がつく 有機化合物の構造決定問題の要点・演習』(KADOKAWA)
『有機化学演習<三訂版> (駿台受験シリーズ)』(駿台文庫)
②構造決定の演習を大学過去問を用いて行う
特に、東北大学や東京大学、京都大学の問題は
良い練習になります。
最後に、京大の過去問を用いて演習を積みましょう。
最初は一科目でもよいですが、
後々には理科二科目180分で解く練習もしましょう。
180分は長いようですが、問題量からしたらかなり短いです。
その中でいかに点数を取っていくか、演習を通して対策していきましょう。
さらに詳しい京大化学の傾向・対策を知りたい方は以下のページもご覧ください!(準備中)
京都大学の各学部の倍率
以下では京都大学の各学部の倍率を紹介していきます!
京都大学理系学部倍率(2023年度一般入試前期日程)
- 教育学部<理系>:4.2倍
- 経済学部<理系>:5.9倍
- 理学部:2.6倍
- 工学部
地球工学科:2.5倍
建築学科:3.7倍
物理工学科:3.3倍
電気電子工学科:3.0倍
情報学科:4.7倍
理工化学科:1.3倍 - 農学部:2.7倍
- 医学部
医学科:2.8倍
人間健康科学科:3.8倍 - 薬学部:2.7倍
- 総合人間学部<理系>:3.6倍
自分の行きたい学部がまだ決まっていないという人は入試科目や倍率から受かりやすい学部を選んでみるのもいいかもしれません。大学に入ってからも自身の興味や関心は変わり続けます。どの学部を選択しようと学ぶ気さえあれば他のことも学べる環境が整っているのが京都大学です。
皆さんの合格を心から祈っています。
頑張ってください