このページでは、数多くの国公立大学に合格者を送り出してきた、
大学受験指導歴約30年のナセバの専属講師監修のもと、
大阪公立大学の理系数学の対策について紹介します。
教学社出版の赤本に掲載されている、
傾向や対策よりも一歩も二歩も踏み込んだ、
各大問別の具体的な対策方法で、
今すぐにでも始められる内容と
なっていますので、是非とも参考にしてください!
さらに、ナセバが独自で集計した大阪公立大入試の数学の範囲も掲載しているので是非ご活用ください!!
大阪公立大学について
大阪公立大学は、関西でも非常にレベルの高い国公立難関大学となっており、偏差値は、前期で52.5~57.5 中期で57.5~62.5 後期で62.5でとなっています。(獣医学部、医学部を除く)
特に、理系学部では、数学の得点が合否を分けますので、しっかりと対策をしていきましょう!
大阪公立大学理系数学(試験時間120分、後期日程は一部150分)
出題範囲:数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)
大問4題構成(無限級数、積分、複素数平面、漸化式など)
この記事を読めば以下の悩みが解決されます!
- 大阪公立大学の数学の出題傾向が知りたい
- 大阪公立大学の数学の難易度を知りたい
- どのように数学を勉強すればよいか分からない
- 試験本番でどのように問題に取り組めばいいか知りたい
- 受験生として今から何をすればいいのか不安
- 過去問演習の取り組み方がわからない
- 高校1・2年生のうちにどのような準備をすればいいか知りたい
大阪公立大学 理系数学の傾向
大阪公立大学の過去5年(~26)で出題された数学の範囲+大阪府立大学で出題された数学の範囲(18~21)
| 26 | 25 | 24 | 23 | 22 | 21 | 20 | 19 | 18 | |
| 微分法 | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ |
| 積分法 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 |
| 場合の数と確率 | 〇 | ✕ | ✕ | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ | 〇 |
| 数列 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 |
| ベクトル | ✕ | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 極限 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 整数・数と式 | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ |
| 図形と方程式 | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | ✕ | ✕ | 〇 |
| 複素数平面 | ✕ | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 |
| いろいろな曲線 | ✕ | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
この表を見ると、大阪公立大学の直近5年では微分法 積分法 極限 数列 整数・数と式が頻出であり、重点的に対策しておく必要があります。特に、微分と積分法と極限は最頻出です。まずは、この三つの分野に苦手が残っていないか確認してみましょう。
全体的に見ると、出題範囲が幅広いことが分かります。
なので苦手分野を持たないようにまんべんなく対策することが重要になります。
大阪公立大学の数学の難易度
大問4問を120分で解かなければならないので、
1問あたりにかけられる時間は30分です。
難易度は全体を通して、青チャート以上となっており基礎力が十分についていないと厳しくなっています。
特に、大問5の難易度は他の問題と比べて非常に高くなっています。
全問答案が記述なので、本番でも通用するようなしっかりとした2次力が必要不可欠です。
また出題範囲が毎年同じではなく、数1A数2Bの幅広い知識が
求められます。
大阪公立大学 理系数学の対策
大阪公立大学理系数学に必要な力
難問に立ち向かうためには以下の能力が
必要になります。
・一つの問題に対して、様々な解法を考えられること
・基礎問題の基盤が出来ていること
・解けそうな問題を判断する力
・初見の問題でも諦めずに考える力
様々な解法を考えること
大阪公立大学の問題では、解法が分かるのにその解法で解くと途方もない計算量であるということが起きやすいです。
問題を解く際は、日常的に、別の解法がないかと考えながら参考書などを進めてましょう。
青チャートやFocus Goldといった網羅系参考書は、問題でも異なる解法を紹介していることが多いです。別解が載っていたら、答えが合っていても目を通してみましょう。
次に似た問題が出たとき、自分でもその方法を使えるか試してみてください。
基礎問題の基盤が出来ていること
基礎問題は応用問題を解く土台となるため、公式を暗記するだけでなく、その意味や成り立ちを理解することが重要です。いきなり難易度の高い問題集に挑戦するのは時間の無駄になってしまうのでやめましょう。また、入試問題は基礎問題の解法の組み合わせです。
過去問を一つ例に挙げて一緒に考えてみましょう!

(2022 大阪公立大学 数学 第1問)
(1)の主な解法は左辺と右辺の移項と単調増加・減少を示すことです。これは青チャート数Ⅲの基本例題193に相当します。
(2)の主な解法は、①自然対数をとる ②問Ⅰの結果を使う ③はさみうちの原理 です。基礎が固まっていれば、容易にこれらのステップを踏むことができると思います。
eやべき乗が出てきたら対数をとってみる。 前の問題の結果を用いる。 極限の問題は、はさみうち。
これらひとつひとつのステップは全て青チャート等の基礎問題集に載っています。くりかえし基礎問題をやりこむことでこれら解法の引き出しを滑らかにしましょう。
(3)の主な解法は、(2)の結果と積分を駆使しながら解く方法です。この問題は基礎力だけで解くことは難しく、応用問題集や入試問題を通じて身に付ける応用力が重要となってきます。
全体を通して見てみると、基礎力だけで大阪公立大学の大問1の2/3を完答することができます。
基礎問題集を繰り返し解き、入試問題を攻略しましょう!
解けそうな問題を判断する力
試験本番では、すべての問題に同じ時間をかけることはできません。問題を見た瞬間に難易度を見極め、解ける問題に優先的に時間を使うスキルが不可欠です。そこで重要になってくるのが過去問演習や記述式の模試です。これらをたくさん取り組んで自分なりの解き方を見つけましょう。過去問演習では、解けたかどうかに加えて、問題ごとに使った時間も残しておくと役に立ちます。
解き直しのときには、「この計算に時間をかけすぎた」「ここで一度ほかの問題に移ればよかった」と振り返ってみましょう。これを繰り返して、自分なりの時間の使い方をつかんでいってください。
初見の問題でもあきらめずに考える力
見たことがない問題が出てきたとき、すぐに解き方が浮かばなくても慌てなくて大丈夫です。まずは、問題の条件を紙に書き出してみましょう。
図形の問題なら図を描く。整数の問題なら、小さな数を入れて試す。前の小問で求めた式があれば、どこに使えそうかを考える。最初から完成した答案を書こうとせず、分かることを一つずつ増やしていきます。
解説を読むときにも、「この式はどうやって思いついたのか」を考えてみてください。解説を閉じた後で、自分の言葉で方針を説明してみるのもよい練習です。
ただし、本番で一つの問題に粘り続ける必要はありません。普段の演習ではじっくり考え、本番では残り時間を見ていったん離れる。この切り替えも練習しておきましょう。
過去問演習で気をつけること
過去問演習において、はじめから全問正解できる人はそうそういないでしょう。
まずは以下の3つことを徹底してください。
① 方針が浮かばなかったなら、関連する基本例題に戻る。
② 方針は合っていたのに答えが出なかったなら、計算の途中を見直す。
③ 答えは合っていても説明が書けなかったなら、解答の言葉の部分まで読んでみる。
このように、復習する内容を分けてみましょう。
また、一つの大問を最後まで解けなかったとしても、途中の小問まで解けていれば、そこは次につながります。まずは取れる小問を確実に取り、その先まで解き進める練習をしていきましょう。
大阪公立大学 理系数学の対策 まとめ
過去問を解いて思うように点が取れなくても、難しい問題集を増やす前に、まずは今回解けなかった原因を見てみてください。
基本事項を忘れていたのか、使い方に気づかなかったのか、計算を最後まで進められなかったのか。原因に合わせて復習し、もう一度、自分の力で解いてみましょう。
高校1・2年生のみなさんは、今習っている範囲の例題を、途中の説明も含めて書けるようにしておいてください。その積み重ねが、入試問題を考えるときの助けになります。
受験生のみなさんは、過去問を解いた後の見直しまで大切にしてください。「次に同じ考え方が必要になったら、自分で使えるか」。そこまで確かめて、一問ずつ自分のものにしていきましょう!
最後に
いかがでしたしょうか?
今回は大阪公立大学理系数学についての対策を書かせていただきました。
この記事を参考に、大阪公立大学の対策を
進めていってほしいと願っています!
受験まであと少しですが、
まだまだ時間はあるので、
得点アップを目指しましょう!
現在、高校1年生、2年生の人も
今後の受験勉強の参考に
していただければ幸いです。

