2025年度新課程入試
現在の高校1年生から(2022年4月入学)
学習指導要領が改訂されました。
今年入学した生徒たちが迎える
2025年度の大学入試も、
新課程のものになります。
(詳しくは以下の記事でもまとめています)
簡単にまとめると、
「学校の授業で習う内容・量などが
再編されており、使用する教科書や
科目の名前なども改訂された。」
ということです。
2025年度大学入試はどうか
先述した通り、当然大学入試にも、
改訂が反映されます。
2年後に受験を控えた生徒や
保護者の方にとっては非常に気になるのが
入試の変更内容です。
現在は国公立大学を中心に
少しずつ公開が進んでいる状態です。
(河合塾の大学入試情報サイトKei-netでまとめられています)
https://www.keinet.ne.jp/exam/2025/anouncement/index.html
2022年10月18日現在、
2025年度入試に関する
試験内容を明らかにしている
大学は以下の通りです。
北海道
旭川医科大
帯広畜産大
北見工業大
札幌医科大
北海道大
室蘭工業大
東北
弘前大
東北大
宮城大
秋田大
秋田県立大
会津大
福島大
茨城県立医療大
東北福祉大
関東
筑波大
筑波技術大
宇都宮大
群馬県立県民健康科学大
埼玉大
東京
電気通信大
東京大
東京外国語大
東京学芸大
東京芸術大
学習院大
北里大
昭和女子大
聖心女子大
日本体育大
早稲田大
甲信越・北陸・東海
新潟大
新潟県立大
山梨県立大
金沢大
福井県立大
岐阜薬科大
静岡大
静岡県立大
静岡文化芸術大
愛知教育大
豊橋技術科学大
名古屋大
三重大
三重県立看護大
近畿
京都市立芸術大
大阪大
大阪公立大
神戸大
神戸市外国語大
奈良女子大
宝塚大
和歌山信愛大
中国・四国
島根県立大
広島市立大
福山市立大
山口県立大
北九州市立大
九州大
九州工業大
福岡県立大
佐賀大
長崎大
熊本大
大分県立看護科学大
宮崎公立大
オレンジのマーカーが
引かれているところが私立大学です。
こうしてみてみると、
国公立大学に比べ、
非常に少ないことが分かります。
文部科学省からは、2023年3月までの
公表とされています。
今後、期限までに残りの大学が
発表していくことになります。
現行過程(現高2・高3)の生徒も
留年や浪人を経て、2025年度入試を
受験する可能性があります。
こうなった際に、新課程で学んだ生徒と
現行過程で学んだ生徒の間での
公平性をいかにして担保するかが
重要な課題です。
こうした背景もあり、
慎重にすすめている大学も
多いのではないでしょうか。
既に発表された内容をみると
先ほど、リストアップした
既に公表している大学の
内容を比較しても既に差が見られます。
大阪大学と東京大学の個別学力試験の
国語の出題内容を比べてみましょう。
大阪大学
「現代の国語」「言語文化」
東京大学
「現代の国語」「言語文化」「論理国語」
「文学国語」国語表現」「古典探求」
このようになっています。
参考までに、国語の編成について再掲しておきます。
現行
国語総合、国語表現、現代文A、現代文B、古典A、古典B
改訂
現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語、国語表現、古典探求
こういった出題内容の違いが、各科目で学校ごとに見られます。
2025年入試を受ける学年の人も、
その前後の学年の人も注目しておきたい
トピックですね!
こちらのシリーズでも引き続き追いかけたいと思います。