こんにちは!橿原神宮前駅徒歩1分の国公立・関関同立専門予備校ナセバのディレクターの山中です。
私の教育業界での経験をもとに、橿原市の塾・予備校業界についてお話ししていきます。
今回は、ナセバと同じ自立学習型の武田塾大和八木校とナセバについて、徹底比較を行います!
大手予備校や塾が、生徒募集に苦戦している中、武田塾は教室数や生徒数や校舎数を大きく伸ばしています。
今回はその武田塾大和八木校の指導法と料金をナセバと徹底比較していきます!
武田塾大和八木校の指導

授業をしない!
「日本初!授業をしない」という武田塾のキャッチコピーにあるように、坪田塾や武田塾では、今までの塾・予備校で行われていたようなライブ・映像の授業や個別の授業を行いません。
毎日の学習に着目して、参考書で何をいつまでにどこまで学習するかを指導管理することによって、学習量を増やしていくという指導を行なっています。
学力が低い生徒や、いろんな塾・予備校に通っていても学力が上がらない生徒の大半は勉強の仕方を知らない場合がほとんどです。
自立学習系の塾では、勉強法を身につけて毎日の学習量を増やすことで学力は上がるという考えに基づくものです。
- 参考書での自学自習(+映像授業)
- 毎回1週間の宿題を設定
- 指導日にはテストを受けて定着度を確認
- テストで不合格の場合は来週また同じ範囲を宿題にする
参考書ルートについて
武田塾は、志望する大学ごとの参考書ルートで有名です。
学習の段階に合わせて、日大レベル・MARCHレベル・早慶レベルなどといったレベルが設定されており、(関西だと産近甲龍レベル・関関同立レベルなど)その中で、学習を進める参考書の順番をまとめたものとなっており、その順番に沿って生徒は学習を進めることになっています。
各大学別のルートは、先ほどのレベル別のルートに、最終的に大学や学部ごとの入試傾向に合わせて参考書が一部変更・追加されたもので、大半は基本のルートと同じ参考書となっています。
あと、最近はスタディサプリの講師の参考書を数多くルートに入れているのが特徴的です。
- 武田塾が独自に作成した学力別の参考書・問題集の取り組む順番をまとめたもの
- 主なレベルは日大・MARCH・早慶レベル
- 大学別ルートは各レベルのルートに大学の入試出題傾向に合わせた参考書を追加したもの
- 最近はスタディサプリの講師の参考書を数多くルートに取り入れている
毎週の指導日:テスト・個別指導
武田塾には毎週の決められた指導日があります。(日数はコースによります。)
これは完全な自学自習だけでは、わからない所や身についていない所を解消できないからです。
武田塾大和八木校では、毎週の指導時間に、テストと個別指導を行います。
テストと個別指導の時間は、主なコースでは以下の通りです。
- 個別管理特訓Sコース(1科目)
テスト1時間・個別指導1時間 - 個別管理特訓Lコース(2科目)
テスト2時間・個別指導1時間
となっています。
1科目であろうと2科目であろうと個別指導時間は1時間です。
また、個別指導の時間には、テストの採点や次回までの宿題設定の時間も含まれます。
テストについて
武田塾大和八木校では学習してきた参考書からランダムにピックアップされた全く同じ問題のテストを受けます。
80%の正答率に届かなかったものは、また来週同じ範囲のテストとなります。
- 毎週の宿題の定着度を確認するテストを指導の前に実施
- テストの内容は宿題として取り組んだ参考書と全く同じ問題をランダムで出題
- 1週間の宿題の1日分程度の分量のテスト
- 合格ラインは80%で、不合格の場合はまた来週同じ範囲が宿題・テストとなる
個別指導について
個別指導はテストの直後に行います。
武田塾ではマンツーマンで主に有名大学の学生アルバイト講師が、テストの採点をし、テストでできなかった所やわからなかった所の指導と次回までの学習の計画・宿題の設定をしてくれます。
個別指導の後には、教務担当が今回のテストの出来や宿題の内容を確認する教務チェックが行われますので、学生アルバイト講師と社員による二重チェックが行われることになります。
- 個別指導はテスト時間の直後に実施
- マンツーマンで学生アルバイト講師が担当
- 個別指導の時間で、テストの採点と指導、次回の宿題の設定まで行う
- 指導後には、テスト結果と宿題の内容を教務担当の社員がチェック
映像授業について
授業をしない!武田塾でも、近年は映像授業を活用しています。また、映像授業と組み合わせた独自の参考書も出版社と協力し発行しています。
自習室の利用について
自学自習を重視している塾ですので、個別ブースを数多く設置した自習室が用意されています。
自習中の質問もできますが、毎週の個別指導の時間に疑問を解消することが基本となっています。
- 利用可能時間は13:30~21:00
- 疑問は毎週の個別指導の時間に解消
武田塾大和八木校の料金
以下のコースが、メインのコースとなります。
コース(科目数) | 受講料(月額) |
個別管理特訓S(1科目) | 42,600円[税別] |
個別管理特訓L(2科目) | 50,700円[税別] |
上記のコースを組み合わせて、3科目の指導を受ける場合、以下のようなパターンとなります。
コース(科目数) | 受講料(月額) |
個別管理特訓 S(1科目) + L(2科目) | 93,300円[税別] |
個別管理特訓S(1科目) × 週3回 | 127,800円[税別] |
武田塾大和八木校のメリットとデメリット

武田塾大和八木校のメリット
武田塾では、勉強の仕方がわかるようになる! 何をいつどこまで学習すればいいかが明確になる! 学習量が大幅に増える! 学習の習慣が身につく! といったメリットがあり、うまくできる生徒は学力が大幅に伸びます。
また、苦手科目を徹底的に管理してもらい、大幅に学力アップするのには最適です。
武田塾大和八木校のデメリット
参考書でわからなかったものは学生にしか教えてもらえない
参考書での学習がメインですので、わからないことは個別指導時間に大学生等のアルバイトから教えてもらうしかありません。
映像授業の利用もできるようになってはいますが、あくまで参考書と大学生アルバイトの指導がメインとなります。
疑問点やわからない所の解消がなかなかできない
武田塾大和八木校では、指導日に疑問点やわからない所を解消します。
また、個別に指導を受けられる時間が非常に短いので、指導時間に全て解消できずに終わることもあります。
個別指導の時間に、テストの採点や次回の宿題の設定を行うので、講師から実際に指導を受けられる時間は30〜40分になってしまうこともあります。
参考書や問題集・映像授業だけで理解を進めていける人の方が向いているといえます。
テストがクリアできずに先に進まない
武田塾大和八木校ではテストをクリアしないと、原則として先には進みません。
テストが不合格になると今回と同じ範囲が来週までの宿題となるので、学習の進捗が1週間も遅れることになります。そのため、何週間も同じ範囲を学習するケースもあります。
実はわかっていなかった
武田塾大和八木校の場合、テストは参考書と同じ問題のため、問題の解答の丸暗記になってしまって、理解していなかったということが後から判明するケースもあります。もちろんその点においては、注意を払って指導は行なっていますが、少なからずそういう生徒は出てきてしまいます。
メリット
- 学習量が増える
- 学習習慣が身につく
- 苦手科目の克服ができる
デメリット
- 国公立大学を目指す人には無理がある
- 疑問点やわからないところをなかなか解消できない
- テストで不合格になると翌週も同じ範囲の宿題となる
- テスト内容は参考書と全く同じ問題なので、わかっていなくても先に進むことがある
以上が、武田塾の指導法と料金・メリットとデメリットになります。
これらを踏まえて、同じ自立学習を勧めるナセバは、さらに進化をさせた自立学習の仕組みを構築しました。
ナセバの指導・料金

学習は「学ぶ」ことと「習う」ことで構成されています。
従来の塾・予備校は「習う」(教えてもらう)ことが中心でしたが、 武田塾大和八木校は「学ぶ」に重きをおいた塾です。
しかし、学習においては、「学ぶ」と「習う」どちらも大事とナセバは考えています。
ちなみに、難関私立文系専門の増田塾さんも、強制自習と集団授業という「学ぶ」と「習う」というバランスを重視しています。
- 教わること(授業)も学ぶこと(自学自習)もどちらも大事!
- 教わる(授業)のには、学生ではなくプロの講師が最適
- 定着度の確認(テスト)は毎日行うことが重要
- わからないことはその場ですぐ解消
ナセバの指導
ナセバでは、
学習計画(宿題)・テストはもちろんのこと、通塾回数・時間を無制限にして、学習中についても管理と指導を行います。
わからないことはその場で解消することを大切に考え、わかるまで時間に制限なく個別に指導を行います。
また、学習は生徒一人ひとりに最適な方法を提案します。
同じ大学を目指す生徒であっても、生徒の学力の特性に合わせて、学習方法やレベルなどを変える、生徒一人ひとりのオーダーメイドの学習計画となっています。
志望校や学力に合わせ最短で最適な学習内容
- 学校教材・参考書・問題集
- 映像授業(プロの予備校講師の授業)
- 回数・時間無制限の個別指導
以上のように、自習だけに頼らない、「学ぶ」と「習う」を両立させた学習計画を提供します。
ナセバの料金
ナセバは、指導科目数や通塾回数・指導回数にとらわれない、月額固定のサブスクリプション制の受講料としています。
大学受験に対して責任を持った指導をするには、受験に必要な科目すべてをバランスも含めて指導をする必要があると考えているからです。
武田塾大和八木校の指導法・料金との徹底比較まとめ
ナセバ | 武田塾大和八木校 | |
学習計画 | 生徒ごとのオーダーメイド | 大学別参考書ルート |
宿題 | あり(必要な科目すべて) | あり(受講科目のみ) |
講師 | 専任数学予備校講師 予備校講師の映像授業 国公立大学出身スタッフ 有名大学在籍学生トレーナー | 有名大学の学生アルバイト |
わからない点 の解消 | ○ いつでも質問可能 | △ 基本的には指導日のみ |
テスト | 毎日(通塾のたび) | 各科目週1回 |
自習室 | 平日 13:00~22:00 土・祝11:00~22:00 オープンスペース + 個別ブース | 13:30~21:00 個別ブースのみ |
定員 | あり | なし |
料金 | 受講科目数 通塾回数に関係なく 月額固定 (サブスクリプション制) | 受講科目数により上昇 |
武田塾大和八木校とナセバの比較を表にまとめてみました。(モバイルでご覧の方は表をスライドしてご確認ください)
学習において、自ら学び、根本的な理解をする学習は、今後の入試改革後の、
「大学入学共通テスト」や「大学個別入試」においても問われてくるところです。
これは今までの「習う」中心の塾・予備校では、生徒によってはなかなか身につきづらいところとなります。
なかなか学力がつかない受験生の皆さんには、こういった塾の選択によって、根本的な理解をする正しい勉強方法を身につけてもらえると嬉しいです。